OpticStudioのMTF解析機能について説明します。
Page 1 / 1
MTFの解析機能には以下の3種があります
・幾何光学的MTF
・FFT MTF
・ホイヘンスMTF
それぞれのMTFには、以下のような特徴があり、計算時に使用するPSFが異なります。
幾何光学的MTF
・回折が考慮されない
・幾何光学解析のスポットダイアグラムを基に計算
・回折限界に近い光学系には適さない
→収差が大きい光学系で、空間周波数が低い場合の解析に適している
FFT MTF
・回折が考慮される
・射出瞳上の波面の複素振幅をFFT(高速フーリエ変換)を使用して求めたPSFを基に計算
→解析時間が早い
・正しい結果を得るには、制限がある
(Fナンバー>1.5、像面が遠視野、主光線が像面に垂直 etc)
ホイヘンスMTF
・回折が考慮される
・射出瞳上のホイヘンスウェーブレットの複素和より求めたPSFを基に計算
→精度は高いが、計算時間がかかる
・ほぼすべての光学系に対して有効
・十分なサンプリングが必要
Reply
Enter your E-mail address. We'll send you an e-mail with instructions to reset your password.