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8個のLEDを使って導光板の側面から光を入射させ、120×80mmの領域を均一に照射するLCDバックライトの設計事例を3つのステップに分けて紹介します。こちらは最後のステップになります。これより前のステップについては以下をご参照ください。

LCDバックライトのシミュレーション事例3-1

LCDバックライトのシミュレーション事例3-2

最後のステップで、導光板を80mmにして、LEDの数も8個にします。導光板と散乱体はXほうこうの幅と数を増やすことになりますが、追加で設定した補助の散乱体は、非線形配列なので、光源の数だけ定義する必要があります。

光源はオブジェクトプロパティの光源内にあるアレイの設定で、X方向に8個、間隔を10と指定します。

 

光源の透過窓も8個にする必要があるので、アレイオブジェクトで設定します。

 

補助の散乱体は、オブジェクト9をコピー&ペーストして追加します。

 

レイアウトは以下のようになります。オブジェクト7の散乱体のアレイは表示されていません。これはアレイオブジェクトの描画限度パラメータが500となっており、アレイエレメントの数がそれよりも多いためです。

 

描画限度を2880以上にすると以下のように表示されます。

 

光線追跡後の結果は以下になります。光源付近に若干ムラが残っていますが、全体的に均一な照度分布になっています。

 

ご参考までに今回使用したファイルを添付します。


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