下図のような反射型の三角プリズムを設定する3つの方法を紹介します。
シーケンシャルモードで透過型三角プリズムを定義する方法2つ | Zemax Communityも参考にしてください。
なお、反射方法としては全反射(TIR)とミラーコーティングがあります。今回のサンプルは、ミラーコーティングを想定します。シーケンシャルモードは全反射を検出すると光線追跡が停止するためです。
下図のような反射型の三角プリズムを設定する3つの方法を紹介します。
シーケンシャルモードで透過型三角プリズムを定義する方法2つ | Zemax Communityも参考にしてください。
なお、反射方法としては全反射(TIR)とミラーコーティングがあります。今回のサンプルは、ミラーコーティングを想定します。シーケンシャルモードは全反射を検出すると光線追跡が停止するためです。
1つ目はティルト面(Tilted)を使用する方法です。反射面をティルト面で設定し、材質をMIRRORにします。その下に、座標ブレークを設定して、プリズムの出射面に向かうローカル軸を設定します。座標ブレークの後に設定するのがプリズムの出射面になります。
2つ目はティルト面を2回使用する方法です。反射面のティルト面の後に座標ブレーク面を設定するところまでは同じですが、(10行目)座標ブレーク面の厚みをゼロにします。そして、(11行目)ティルト面で反射面をもう一度設定し、プリズムの材質にプリズムのガラスを設定します。
この設定方法は、通常の解析、設定では必要ありません。反射型プリズムのSTOP分析、特に温度変化による屈折率分布をSTAR(OpticStudio Enterpriseエディション限定機能)で解析するときに必要です。
3つ面は座標ブレークを使用する方法です。反射面を2つの座標ブレーク(Coordinate Break)で挟み、1つ目で反射面のローカル軸を設定し、2つ目でプリズムの出射面に向かうローカル軸を設定します。座標ブレーク面はGRIN媒質の後に設定できないので、STARで屈折率分布を解析するときに使用できません。
同じ形状でも、様々な方法で設定することができます。今回紹介した方法以外にも、目的に応じてより良い設定があるかもしれません
今回紹介した3つの設定方法で作成したプリズムを含むサンプルファイルを添付します。
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