人間の眼で虚像を持つ光学系の設計方法を教えてください。
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人間の眼で虚像を持つ光学系の典型例は以下にあります。
Zemaxフォルダ\Samples\Sequential\Image Simulation\Example 1, A singlet eyepiece.ZMX
こちらのファイルは以下の様になっています。
このうちの3Dレイアウト図の設定を以下の様に変更すると、
光学系の全体が見えます。
この光学系は以下の様な構成になっています。
丁度虫眼鏡で何かを拡大して覗き込んでいる状態をイメージすると分かり易いかと思います。
このように、人間に目で虚像を観察する光学系を設定する場合は、人間の虹彩(絞り)を設定して、
そこから逆光線追跡を行って空気中を長い距離飛んだ先(今回は-1000㎜)に虚像としての、
像面があるものとして想定することで、設計できます。
正確には、物体面の1点から出た光が、像面の1点に集まる様に設計します。
これにより、虚像面上の1点が物体面上の1点から来たのと全く同じおおきさ、
角度で絞り面に入る様にレンズの位置や曲率を設計します。
この設計が完全に成り立てば、像面の画像と物体面の画像は全く同様に見えます。
これがOpticStudiの中での虚像光学系の表現です。
同様な例として、以下の記事も参考にして頂ければと思います。
https://support.zemax.com/hc/en-us/articles/1500005577782
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