ディテクタのプロパティでコヒーレントパワーの正規化]という設定があります。
この設定をオンまたはオフにすると、どのような違いがありますか?
ディテクタのプロパティでコヒーレントパワーの正規化]という設定があります。
この設定をオンまたはオフにすると、どのような違いがありますか?
[コヒーレントパワーの正規化]をオフにする場合、
各ピクセルの coherent power= Degree of coherence X incoherent power 、
各ピクセルパワーが0からincoherent powerまでの範囲で変動します。
Degree of coherenceは0から1までの数値です。
完全に増加的干渉のDegree of coherenceは1、完全に相殺的干渉のDegree of coherenceは0です。
コヒーレントパワーの正規化]をオンにする場合、各ピクセルは複素数の光線振幅を比率で加算し、ディテクタの総coherent powerがincoherent powerに等しくなるように割り当てられます。
コヒーレントパワーの正規化]をオンの場合、いくつかの問題が発生する可能性があります。
光線が複数回分割され、再び同じディテクタに到達することがあります。
例えば、1本の光線を2つに分け、振幅を加算してから二乗すると、エネルギーが2倍になります。この計算がいくつかの問題を引き起こす可能性があります。
一つ簡単な例を作りました。
①のところが2本光線が射出されています。
②のところが1-coherentnorm.zarで2本光線、2-coherentnorm-split.zarで光源総パワーが同じ4本光線が射出されています。
各光線のZ位置は少し波長のレベルで調整されています。
結局1-coherentnorm.zarで、
normalize coherent powerをオンとオフにすると、①:②の比率が同じですが、
2-coherentnorm-split.zarでnormalize coherent powerをオンとオフにすると、①:②の比率が変わりました。
このために、Kコヒーレントパワーの正規化]をオフにする際に、各ピクセルのエネルギー比率が変わる可能性があります。
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