
21.3.2 リリースノート
2021年11月30日
OpticStudio 21.3.2 には、以下の機能拡張とバグ修正が含まれます。
機能拡張
- ZOS ファイルフォーマット – ZOS ファイルフォーマットは、回折 DLL の設定を保存できるようになりました。
パフォーマンスと安定性の向上
- ABg 散乱モデル – g の値が大きい時の散乱モデルを改善し、拡散限界での散乱状態を再設定しました。
- ノンシーケンシャル モードでの光線追跡 – ACIS ライブラリを使用した CAD 部品での光線追跡について、デフォルトの面形状が改善されました。
- STAR モジュール – STAR モジュールで物理的ではないシステムをモデル化しようとするときの安定性が改善されました。以前は、熱的データのセットが適用されているオブジェクト内に座標ブレーク面が追加されると、OpticStudioがクラッシュする可能性がありました。
バグ修正
- [NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – 軸外しされたコーニックを含む自由曲面がミラー空間の中にある時も正しく変換されるようになりました。以前は、変換プロセス中にオブジェクトが誤って反転して変換される可能性がありました。
- [NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – 回折格子を含むダブレット光学系が、変換後に回折格子が正しい側の正しい位置に配置されるようになりました。
- [レンズ データと公差の一覧] (Tolerance Summary) – TIRX及びTIRY オペランドで導入されたチルト量が正しい行に追加されるようになりました。