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23.2.01 リリース ノート
2023 年 8 月 2 日

Zemax OpticStudio 23.2.01 には、以下の修正と機能強化が含まれています。

機能強化

  • GRIN に続く面の制限緩和 (すべてのエディション) - GRIN 面をシーケンシャルモードで使用する設計において、 <レンズ データ エディタ](Lens Data Editor) で GRIN 面の後に続く面に対して新しいタイプの面を設定できるようになりました。これにより、民生用電子機器などの非球面や GRIN 面を特徴とする設計に対して、幅広い新しい可能性が生まれます。この変更は、STAR Thermal GRIN を含むすべての GRIN 面タイプに適用されます。次の面タイプが現在追加でサポートされています: E拡張非球面](Extended Asphere)、拡張奇数次非球面](Extended Odd Asphere)、Q タイプ非球面](Q-Type Asphere)、ゼルニケ標準サグ](Zernike Standard Sag)、ゼルニケ フリンジ サグ](Zernike Fringe Sag)。

カタログの更新

材質カタログ](Materials Catalog)

  • 材質 Arton が更新されました。
    • 2 つの新しい材質を追加: D4000とF3500。D4000 は既存の F5023 の改良版、F3500 は F4520 の改良版です。
    • D4000 とF3500 を除くすべての材質のステータスが廃止に設定されました。
  • 材質 Sumita が更新されました。
    • 9 つの新しい材質を追加: K-PBK60、 K-LaSFn8W、 K-SFLD8W、 K-CSK158、 K-PMK155、 K-PSFn185、 K-SKLD300、 K-SKLD5、 K-VC174。
    • いくつかのガラス材質が更新されました。K-LaSFn17 の内部透過率が更新されました。 K-SFLDn3の一般仕様が更新されました。 3 mm および 10 mm 厚で定義される内部透過率が更新されました。
    • K-CaFK95、 K-PMK30、 K-PSK100、 K-PSK200、 K-SKLD200、 K-LaFK50、 K-LaFK55、 K-VC78、 K-VC90、 K-VC91、 K-VC99、 K-VC100、 K-VC181、 K-CD45、 K-CD120、 K-ZnSF8、 K-PSFn3、 K-PSFn190、 K-PG325、 K-PG375、 K-FK5、 K-BK7、 K-SK16RH、 K-SK18RH、 K-LaK10、 K-LaK12、 K-LaK18、 K-LaSFn1、 K-LaSFn2、 K-LaSFn3、 K-LaSFn17、 K-LaSFn22、 K-BOC30、 K-GIR140、K-FIR98UV のステータスが更新されました。
  • 材質 TEIJIN が追加されました。
    • 4 つの新しい材質を含むカタログ: AD-5503、SP-1516、SP-3810、SP-5590。
    • TEIJIN の「SP」シリーズは光学用特殊ポリカーボネート樹脂です。これらの材質は、高屈折率、低複屈折であるため、カメラレンズの小型化、薄型化、高性能化に適しています。耐久性も高く、長期信頼性が要求される用途に適しています。

バグの修正

  • Kアフォーカルモード] (Afocal Mode) – 1システム エクスプローラ](System Explorer) のアフォーカルモードの単位が次の解析で正しく反映されない問題を修正しました: Kスルー フォーカス スポット ダイアグラム](Through Focus Spot Diagram)、2マトリックス スポットダイアグラム](Matrix Spot Diagram)、全視野スポット ダイアグラム](Full Field Spot Diagram)、コンフィグレーション マトリックス スポットダイアグラム](Configuration Matrix Spot Diagram)
  • r散乱] (Scattering) – 各面に対して透過と反射の両方の .BSDF ファイルが指定されているノンシーケンシャルモードでの散乱について、透過と反射の両方のTIS(Total Integrated Scatter)の合計が 1.0 に制限されていた制約を削除しました。この制限により、分割光線のパワーが不適切に割り当てられることがありました。
  • :トロイダル面] (Toroidal Surface) – シーケンシャルモードのトロイダル面における光線の交点の計算で、光線追跡結果が不連続になる問題を修正しました。
  • ZOS-API – ノンシーケンシャルモードで、ZOS-API で一括の光線追跡を行う際に、シングルコアの使用を強制できない問題を修正しました。