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メジャーリリース

Ansys Zemax OpticStudio 2022 R2 リリースノート


Yihua Hsiao
Zemax Staff
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2022 R2 リリース ノート

2022年7月7 日

 

 

 

 

 

1 ANSYS ZEMAX OPTICSTUDIOへようこそ!


1.1 システムの設定

OpticStudioの直感的なユーザーインターフェースには、習得しやすいツールやウィザードがあり、従来の球面レンズから最も複雑な自由曲面や非回転対称のコンポーネントを含む光学系まで、効率的にシミュレーションおよび設計を行うことができます。表面レリーフ型や体積ホログラフィック グレーティングで構成された回折システムを含む結像光学系から照明まで、あらゆるものをモデル化できる唯一の光学設計ソフトウェアで、信頼性の高いバーチャル プロトタイプを設計できます。

 

1.2 システムの解析による性能評価

OpticStudioには、システムの性能を解析するための光学エンジニアリング ツール一式が含まれています。従来の解析機能に加え、自由曲面設計を改善するための全視野収差解析、ゴースト像やフレアを調査するための迷光解析、MTF最適化のためのコントラスト解析、物体面に写真のような現実感のある画像を生成する画像シミュレーションがOpticStudioに搭載されています。

 

1.3 製造仕様を満たすためシステムの最適化

最先端の最適化ツールを使って、ユーザ定義の制約条件や設計目標に基づき、光学設計の性能を自動的に向上させることができます。これにより、設計の繰り返しをなくし、時間を節約することができます。受賞歴のある革新的なコントラスト最適化により、MTFを最大10倍速く最適化することができます。

 

1.4 製造性を確保するための最終公差解析

長年にわたり、OpticStudioのモンテカルロ公差解析は、設計が実世界でどのように機能するかをシミュレートするためのゴールド スタンダードとなっています。他のどの光学ソフトウェアよりも、より多くの光学研究論文がOpticStudioによる正確なシミュレーションに依存しています。OpticStudioを使用することで、光学エンジニアは、そのシステムが顧客の実世界での性能要求を満たすことを確信することができます。さらに、クイック歩留まりでは、設計プロセスを通じて、公差がシステムの製造性能にどのように影響するかを動的に判断することができます。

 

1.5 ニーズに合わせたOPTICSTUDIOのカスタマイズ

ZOS-APIを使用することで、C#、C++、MATLAB、Mathematica、Pythonを使ってスタンドアロン アプリケーションを作成したり、独自の解析を構築したり、OpticStudioを外部から制御することができます。Zemax Programming Language (ZPL)により、独自のマクロを記述して反復処理を自動化することができます。カスタムDLLにより、任意の面、オブジェクト、光源、および散乱関数を作成することができます。

 

1.6 FEAデータから高速かつ正確なSTOP結果を得る(ENTERPRISEのみ)

STAR (Structural (構造)、Thermal (熱)、Analysis (解析)、Result (結果))モジュールの機能により、光学設計における構造および熱の影響を解析することができます。この機能は、有限要素解析 (FEA)データセットに基づく構造、熱、光学性能(STOP)解析を含むOpticStudioの機能を拡張するものです。STOPとOpticStudioの設計プロセスを統合ワークフローに組み込み、最適化することで、設計のやり直しにかかる人的エラーや無駄な時間を削減します。

 

 

2 ツール、機能及び利便性


2.1 ライセンス ユーティリティ(すべてのエディション)

Ansys Zemaxライセンスの設定と管理

OpticStudioを初めて起動したとき、ライセンスが見つからない場合は、自動的に[ライセンスユーティリティ] (License Utility)が開きます。それ以外の場合は、[ヘルプ](Help)タブの[情報](Information)セクションに [ライセンス ユーティリティ] (License Utility)ボタンが表示されます。

 

 

[ライセンス ユーティリティ](License Utility)を使用すると、マシンにインストールされたローカル ライセンスまたはネットワーク ライセンス サーバーへのアクセスを設定できます。また、OpticStudio の起動時にPro、Premium、Enterpriseのいずれのライセンスを最初に使用するかを選択することも可能です。設定に問題がなければ、[OK]をクリックして OpticStudioを再起動すると、変更が適用されます。

 

 

追加情報またはヘルプについては、[ライセンス ユーティリティ] (License Utility)の[ライセンス ヘルプ](Licensing Help)ボタンをクリックします。これにより、追加情報を含むZemaxサポート ウェブサイトに移動します。また、以下のリンクから直接リソースにアクセスすることもできます。

注意:Ansys Zemax OpticStudioはAnsysライセンスでのみ使用できます。Zemaxライセンス(L1XXXX形式やUSBライセンスなど)にアクセスしようとする場合、ZemaxバージョンのOpticStudioをインストールする必要があります。

 

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