
24.1リリース ノート
2024年1月11日
1 ツール、機能及び利便性
1.1 オフラインでのレガシーライセンスのアクティベーション (すべてのエディション)
すべてのライセンスをオフラインでアクティベート、更新、送信
新しくリリースされた Zemax License Managerは、OpticStudio に含まれているか、別途ダウンロードして入手できます。このリリースでは、オフラインでのソフトキー ライセンスのアクティベーションとライセンス送信プロセスが組み込まれたオフラインセクションが追加されています。

これは、これらの操作を別のアプリケーションで実行する必要がなくなったこととなります。現在 Ansys ライセンスを発行していますが、Zemax のレガシーアプリケーションが、将来的のレガシーオンラインライセンスサーバーの廃止に備えることができます。
2 ライブラリ及びカタログ
2.1 カタログの更新 (すべてのエディション)
Schott、Auer Lighting、CDGM、Heraeus、Optimax の最新材質カタログが入手可能
[材質カタログ] (Materials Catalog)
- Schott:
- 推奨ガラスのメカニカルデータが更新されました。
- 新しいガラスが追加されました: F2HTi、FK5HTi、LF5HTi、LLF1HTi、N-BK7HTi、N-LAK28、N-LASF55、N-SF57HTultra、N-SF6HTultra、N-SF6Q2、N-SK5HTi、SF57HTultra、SF6HT、REALVIEW_1.9_LIGHTWEIGHT、および REALVIEW_2.0。
- Auer Lighting:
- SUPRAX のメカニカルデータが更新されました。
- CDGM:
- ガラスのメカニカルデータが更新されました。
- 新しいガラスが追加されました: H-FK55、H-ZLaF75C、H-ZLaF89LA、H-ZLaF96、D-ZK2A、D-ZK3A、および ZF7LT。
- Heraeus:
- メカニカルデータが更新されました: HOMOSIL101_HERASIL102、HOQ_310、INFRASIL_301_302、SPECTROSIL_2000、SUPRASIL_1_2A、SUPRASIL_2B_CG、および SUPRASIL_300_3001_3002。
- 新しいガラスが追加されました: SUPRASIL_3301_3302 および SUPRASIL_311_312_313。
- Optimax:
- メカニカルデータが更新されました: N-FK51A、N-PK51、S-BAH10、S-BAL14、S-BAL35、S-BSL7、S-BSM2、S-FPL51、S-FSL5、S-LAH51、S-LAH53、 S-LAH58、S-LAH64、S-LAL8、S-LAL9、S-LAL54、S-LAM2、S-LAM7、S-NPH2、S-TIH1、S-TIH4、S-TIH6、S-TIH11、S- TIH53、S-TIL1、S-TIL6、S-TIL25、S-TIM2、S-TIM5、S-TIM22、S-TIM25、およびS-TIM28。
- 新しいガラスが追加されました: N-K5 および N-SK4。
3 バグの修正
- [回折エンサークルド エネルギー] (Diffraction Encircled Energy) – [回折限界を表示] (Show Diffraction Limit) が選択されていない場合、回折エンサークルド エネルギーで誤った参照座標がレポートされる問題を修正しました。
- Parasolid CAD ファイル – Parasolid ライブラリを使用するときにエクスポートされた CAD ファイルに光線が含まれない問題を修正しました。
- [拡張回折像解析] (Extended Diffraction Image Analysis) – 拡張回折画像解析の問題を修正し、近軸像高と実像高の計算が大きく異なるときの結果を改善しました。
- [拡張回折像解析] (Extended Diffraction Image Analysis) – 拡張回折画像解析で画像の垂直方向が反転する問題を修正しました。
- Parasolid を使用した CAD ファイルのエクスポート – Parasolid を使用して CAD ファイルをエクスポートするとき、システムの寸法が Parasolid モデリング カーネルで許容されている最大限度を超えた場合に発生するクラッシュを修正しました。
- [ユーザー定義面] (User Defined Surface) – us_polarization2.cpp および us_polarization2.dll において、Method 0 が選択されている場合に反射値と透過値を正しく返すように修正しました。
- 公差解析オペランド – 公差オペランド TRLX、TRLY、TRLR、TARX、TARY、および TARR が軸対称でないシステムに対して誤った摂動値 0 を生成することがある問題を修正しました。
- [NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – 浮動アパチャーのある軸外しミラーがシーケンシャルからノンシーケンシャルへの変換中に正しく変換されない問題を修正しました。
- [NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – シーケンシャルからノンシーケンシャルへの変換後にシーケンシャルのミラーのコーティングが誤った面に適用される問題を修正しました。
- [ブラックボックス レンズ] (Black Box Lens) – ブラックボックス レンズ面のある特定のシステムが Speos 低次元モデルを正常にエクスポートできない複数の問題を修正しました。
- [マルチフィジックスデータローダー] (Multiphysics Data Loder) – [強力なレイエイミング] (Robust Ray Aiming) がオンになっているシステムで STAR データをロードすると発生することのあるクラッシュを修正しました。
- ZRD または ZBF を TSV に変換 – ZRDまたはZBFからTSVへの変換ツールで、ZRDファイルが大きすぎると出力ファイルの生成に失敗する問題を修正しました。
- SSAG MFE オペランド – この修正により、面アパチャーが[なし] (None) または[浮動アパチャー] (Floating Aperture) に設定されている場合に、横方向の制限なしでサグを計算できるようになりました。通常、SSAG は面アパチャーの外側ではゼロを返します。
4 お知らせ
Zemax OpticStudio 24.1 は、レガシー版(レガシー ライセンスに基づく)の最後のリリースです。 次回以降は、すべての OpticStudio のリリースは Ansys Zemax OpticStudio としてのみ提供されます。引き続き最新機能をご利用するには、zemaxjapan@ansys.com までご連絡頂き、レガシーライセンスからAnsys Zemax OpticStudio への移行についてご相談ください。