この機能の使用方法の詳細については、以下の記事を参照してください。
Lumerical RCWA と Zemax OpticStudio との動的な連携ワークフロー – 日本語ヘルプ
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DLL: Dynamic Link RCWA | Zemax Community
関連情報 Lumerical RCWA と Zemax OpticStudio との動的な連携ワークフロー – 日本語ヘルプ
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DLLのダウンロード DLL: Dynamic Link RCWA | Zemax Community
バグ修正と改善 Lumericalウィンドウが開き続ける このバグは、以前のバージョンからの残っているバグです。グレーティングが複数あり、同じfspファイルを異なるLink Lumericalパラメータ値でロードすると、Lumericalウィンドウが開き続け、多くの黒いウィンドウが残ります。 これは、lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.02.dll で修正されるました。 パラメータ変更時にLumericalウィンドウが開き続ける パラメータが変更されるたびに、DLLがLumericalへのリンクをリセットし続けるバグがありました。その結果、計算が非常に遅くなったり、冗長な空のLumericalウィンドウが多数開かれることがあります。 これは、lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dll で修正されました。 曲面に対応 グレーティングを曲面上に定義することができるようになりました。 これは、lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dll に追加されました。 Lattice Vector Angle に対応 以下の図のような非直交格子に関するLumerical RCWAの新機能に続いて、ダイナミックリンクにもサポートするパラメータが加わりました。 これは、lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dll に追加されました。
Lattice Vector Angle=90°の対応 Lattice Vector Angle =90°の時、OpticStudioのUIからのパラメータがLumericalで反映されないバグがlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dll で修正されました。 OpticStudio を開かずに Lumerical ウィンドウを表示/非表示 以前のバージョンでは、ユーザーがLink Lumericalを1から99の間で切り替えた場合、Lumericalウィンドウの表示または非表示のステータスは変更されず、この変更を有効にするには、OpticStudio を再起動する必要がありました。 lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dl l以降、この操作は必要ありません。 OpticStudio からの呼び出しごとに Lumerical ファイルを保存するプロパティパラメータの追加 文字列プロパティ "saveas" をファイル名とともに追加すると、OpticStudio が RCWA を計算するために Lumerical を呼び出すたびに .fsp ファイルが保存されるようになりました。これでユーザーはパラメータ変更するたびごとにfspファイルに問題がないかどうかを確認できます。この機能はlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2024R1.dll に追加されました。
新パラメータ「has metal」 いままでは、Luemricalグレーティングに金属が含まれている場合、RCWA計算領域で入力エネルギーと出力エネルギーが保存されないため、ダイナミックリンクは機能しませんでした。これは、ダイナミックリンクにグレーティングに金属が含まれていること知らせ、エネルギーの保存をチェックしないようにする新しいパラメータを追加することで解決されました。この改善はlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2023R2.dll に追加されました。 安定性の向上 ユーザーが不正な fsp ファイルを読み取ったり、ダイナミックリンクに不正なパラメータを設定したりすると、計算が失敗するため、ダイナミックリンクは Lumerical を呼び出し続けていました。これにより、シミュレーションがハングする可能性があります。DLL が不正な fsp ファイルまたはパラメーターに対して 1 回だけ計算できるようにすることで修正されました。このバグはlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2023R2.dll で修正されました。 負の Max Order X/Y Max Order X/Yの値が負の場合、Lumerical RCWAのkベクトルドメインはダイナミックリンクによって正しく設定されていませんでした。このバグはlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2023R2.dll で修正されました。 Ansys Common License に関する問題 これはダイナミックリンクのバグではありませんが、ダイナミックリンクのユーザーに影響しました。もしこの問題が発生した場合は、以下に説明する回避策があります。
経験則として、ダイナミック リンクを使用する場合は、OpticStudio よりも前に Lumerical を開く必要がありました。OpticStudio を最初に開くと、下図のように古いバージョンの Ansys Common Licensing 2022 R2 がトリガーされます。Lumerical 2023 R1.2は、この古いAnsys Common Licensingが実行されている場合、開くことができませんでした。その結果、ダイナミックリンクも機能しませんでした。 この場合、OpticStudio と Ansys Common Licensing 2022 R2 を閉じてから Lumerical を開くと、以下のように新しい Ansys Common Licensing 2023 R1 がトリガーされます。この問題は Ansys Zemax OpticStudio 2023 R2 にて修正されました。
2つのインターフェースの値が一致するとクラッシュする これはダイナミックリンクのバグではありませんが、ダイナミックリンクのユーザーに影響します。タイトルや以下の画像のように、まったく同じ位置に2つのインターフェイスを定義すると、Lumericalがクラッシュします。このバグはLumerical 2023 R1.3 にて修正されました。 回折光の位相 回折光線の位相が正しくありませんでした。これは主に、ホイヘンスPSFなどのコヒーレントな光の解析結果を計算するときに影響します。 このバグはlumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2023R1-2.dll にて修正されました。 グレーティング構造のLumerical画面でのリアルタイムアップデート 以前は、OpticStudio UI でパラメータを設定しても、Lumerical の回折グレーティング形状はすぐには更新されませんでした。新しいパラメータ値は Luemrical にのみ設定され、OpticStudio で光線が回折格子オブジェクトを通過するときに構造が更新されました。ユーザーが OpticStudio UI で値を変更するとすぐに Lumerical UI のジオメトリの変更を反映するように改善されました。この改善は lumerical-sub-wavelength-dynamic-link-2023R2.dll にて行われました。 Mesh Refinement:Staircase かつ Vector Field : tangential を設定するとクラッシュする タイトルの様にこの2つのオプションは一緒に存在することはできず、この場合Lumericalがクラッシュします。このバグはLumerical 2023 R1.2 にて修正されました。