8個のLEDを使って導光板の側面から光を入射させ、120×80mmの領域を均一に照射するLCDバックライトの設計事例を3つのステップに分けて紹介します。こちらは2つ目のステップになります。最初のステップについては以下をご参照ください。
Page 1 / 1
次のステップでは、散乱体の位置を修正し、バックライトの照度分布を改善させます。光源付近の照度分布を改善させるため、光源付近の散乱体を以下のような丸い形状に変更します。
以下のように散乱体の親オブジェクトとアレイオブジェクトを追加します。
続いてアレイエレメントの間隔を設定します。アレイオブジェクトのX’、Y’およびZ’方向の位置は以下の式で定義されます。
X方向の位置を2、6、8 mmと非線形に設定するには、i=1、2、3についてΔ1~3を計算して求めることになります。最適化機能を使用することで、この計算を省くことが出来ます。
オブジェクト8のパラメータ31にはX’方向の最大寸法が表示されています。以下のようにマルチコンフィグレーションを使用して、オブジェクト8のパラメータ2(X’の数)を4、3、2と設定すると、アレイエレメントの数を変えることが出来ます。
メリットファンクションを以下のように定義し、目標値を設定します。
デルタ1~4X’とデルタ1 Z’、2Z’を変数に設定し、最適化を実行すると以下のようになります。
オブジェクト6のパラメータも修正し、光線追跡すると結果は以下となり、照度分布が改善していることが確認できます。
ご参考までに今回使用したファイルを添付します。
Reply
Enter your E-mail address. We'll send you an e-mail with instructions to reset your password.