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白黒エッジにおける色のにじみのシミュレーション例を紹介します。

白黒エッジにおける色のにじみのシミュレーション例を紹介します。

エッジを表現するために以下のような画像を作成し、保存します。

 

今回はOpticStudioのサンプルファイルに含まれている以下のダブルガウスレンズを使用します。

\Documents\Zemax\Samples\Sequential\Objectives\Double Gauss 28 degree field.zmx

 

最終的な結果での変化を分かりやすくするために面11の曲率半径を-100に変更して、クイックフォーカスをします。

 

倍率色収差は以下となっており、視野3で赤と青で約54μmの倍率色収差があります。

 

解析タブの画像シミュレーションを開きます。

 

原画を確認するため、以下のように設定します。

 

入力ファイルは作成して保存したファイルを選択します。画像は1辺0.5mmで出力することとし、像高=焦点距離×tanθで計算します。像高が0.5mm、焦点距離120.5mmなのでθ=0.238°となり、視野高さに0.238を入力します。

原画を補間して画像のエッジを滑らかに出力するために、オーバーサンプリングを64×にします。原画のRGBにC、d、F線を割り当てるため、波長はRGBにします。視野は3を選択します。原画を出力するため、表示方法は、光源ビットマップとします。

OKを押すと、以下が出力されます。

 

次に、このレンズによる像のシミュレーション条件を設定します。

表示方法をシミュレーション画像にします。画像表示サイズの1辺を0.5mmとするので、ピクセルサイズを0.001、Xピクセル、Yピクセルをそれぞれ500とします。

 

OKボタンを押すと、以下の画像が得られます。

 

エッジにおける色のにじみが表現されています。倍率色収差図が示す通り、像高が高い側に青、低い側に赤がにじんでいます。

 

今回使用したファイルを添付します。


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