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ノンシーケンシャル(以下NSC)でレーザダイオードの設定例を紹介します。

 

ノンシーケンシャル(以下NSC)でレーザダイオードの設定例を紹介します。

 

NSCでレーザダイオードの設定をしたい場合は、光源(ダイオード)を使用します。

この光源の配光分布の定義はOpticStudioヘルプ機能に記載されています。

 

ガウス分布に設定したい場合は、スーパーガウシアンの値に「1」を入力します。

スーパーガウシアンが「1」よりも大きな値が入力されると、分布はより矩形となっていきます。

発散角は、強度が1/e2 になる半角(degree)です。

 

LDメーカーからは発散角がしばしば半値全角(FWHM)で表示されています。
このとき、発散角度はOpticStudioヘルプ機能に記載された下記式にて計算できます。

たとえば、X方向のFWHMが9°、Y方向のFWHMが25°の場合、

X方向の発散角は9°×0.8493218 = 7.641°

Y方向の発散角は25°×0.8493218 = 21.225°と計算されます。

 

上記の計算のとおり、ノンシーケンシャルコンポーネントエディタ(以下NSCE)に下記のように入力します。

 

光線追跡を行うと、下記のような結果を得られます。

このグラフから半値全幅を読み取ると、X断面は±8mm、Y断面は±22mmになっています。
照射距離は100mmですから、計算上、半値全角はX方向で9°、Y方向で25°と計算されます。


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