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ノンシーケンシャルモードでの、レンズ起因の光芒・光条のシミュレーション方法

  • 20 May 2022
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ノンシーケンシャルモードで、レンズ絞りによる光芒・光条は再現は可能でしょうか?

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Best answer by Takashi Matsumoto 20 May 2022, 10:59

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光芒や光条とは光源から放射状に延びる線で、よく写真とうに発生します。
この再現は可能です。
例えばサンプルファイルの
Zemaxフォルダ\Samples\Non-sequential\Coherence Interference and Diffraction\Interference Example 4- Diffraction Limited Imaging.zos
を使って以下のように再現可能です。
?name=image.png
 
デフォルトの設定ではわかりにくいですが、プロットスケールを変更するとはっきりと輝線のようなものが確認できます。
このシミュレーションでは、6角形のアパチャーをユーザー定義アパチャーを使って第1レンズの前に作成しただけでこのような画像が得られます。
ユーザー定義アパチャーにつきましては、以下のヘルプファイルの項目を参照してください。
?name=image.png
 
計算がノイズに埋まらないよう解析光線本数を増やして、1μm角のディテクタを使うことで再現しています。
このようにOpticStudioでは限定的ではありますが、ノンシーケンシャルモードでも波動光学的なPSFを得ることが可能です。
ただし、すべての光源は同位相を持つ光源として設定されるため、複数の光源を設定するとおかしなことになります。
また、このような回折現象を表示するためには、ディテクタの設定変更が必要です。
ディテクタの設定方法については、以下のヘルプファイルの以下の項目も参照してください。
?name=image.png

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