OpticStudio 21.3.1には、次のような修正と機能強化が含まれています。
機能強化
- =ヘルプ] (Help) タブ – ヘルプ] (Help) タブ内のボタンが、新しいZemaxウェブサイトに合わせて更新されました。これらのボタンは、ウェブサイト上の正しいページに誘導するようになりました。
- CODE V を OpticStudio に変換] (Convert CODE V to OpticStudio) –変換後のファイルをZOS形式で保存するようになりました。
- 軸外しミラー] (Off-Axis Mirror) –このオブジェクトは、負のオフセット値をとれるようになりました。
パフォーマンスおよび安定性の改善
- 像質] (Image Quality) 解析 – シーケンシャルモードの 解析] (Analyze) タブにある g像質] (Image Quality) グループのすべての解析で、偏光を使用] (Use Polarization) チェックボックスが選択されていても、回転対称を仮定しなくなりました。これまでは、一部の偏光を考慮した光学系で回転対称が正しく仮定されず、誤った解析結果になることがありました。
バグの修正
- >光源の色] (Source Color) – システム波長以外の光源の色を使用している場合、ノンシーケンシャルモードの光線の位相が正しく計算されるようになりました。
- 最適化ウィザード] (Optimization Wizard) – シーケンシャルモードで、ZOSファイル形式を使用しているときに、最適化ウィザードが表示されるようになりました。
- rオペランド] (Operands) – 厚みを使用するすべての公差、最適化、およびマルチコンフィグレーションのオペランドは、ティルト/ディセンタ エレメント] (Tilt/Decenter Elements)ツールを使用する際に適切に処理されます。以前は、厚みを参照するオペランドで ティルト/ディセンタ エレメント] (Tilt/Decenter Elements)ツールを使用した後、面番号と関連するパラメータが正しく更新されないことがありました。このバグは OpticStudio 21.3 リリースで部分的に修正されましたが、最適化オペランドについては報告されていませんでした。
- >NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – このツールは、変換できる幾何形状が使用されている場合、軸外しコーニック 自由曲面](Off-Axis Conic Freeform) を 軸外しミラー] (Off-Axis Mirror)オブジェクトに正しく変換するようになりました。これまでは、変換がサポートされていてもエラーメッセージが表示されていました。
- 自動復元 – 自動復元がZOSフォーマットをサポートするようになりました。以前はファイル形式はサポートされていましたが、.ZOSの拡張子は認識されませんでした。
- ダイナミック リンク オブジェクト– ファイルを保存したり、閉じたり、開いたりしたときに、パラメータが正しく保存されるようになりました。
- NSC グループに変換] (Convert to NSC Group) – o体積ホログラム] (Volume Hologram) の t露光波長] (Construction Wavelength) パラメータがシーケンシャルモードからノンシーケンシャルモードに正しく変換されるようになりました。