Skip to main content

22.3 リリースノート

2022 年 11 月 2 日

 

1 ツール、機能および利便性 

方程式駆動インポート] (Equation-driven import) によるレンズ面を形成するための方程式の公開 

OpticsBuilderはバックグラウンドで面の方程式として、レンズ形状をインポート、パラメトリックな部品ファイルを作成できるスプラインを使用して部品を作成します。この新しい/方程式駆動インポート] (Equation-driven import) 機能は部品ファイルに方程式を公開、関連付けながら、面を形成します。これにより、光学部品をPDMに保管した後、部品の作成に使用した方程式を呼び出すことが可能です。方程式駆動サーフェスは多くのデータを持っており、レンズエッジを作成するなど面をより簡単に操作できます。方程式駆動インポートオプションは標準面、偶数次非球面、バイナリ2、軸外しミラー、ノンシーケンシャルコンポーネントタイプで利用できます。 

図 1.1.a 環境設定にある方程式駆動インポート オプション

2 バグ修正

OpticsBuilder for Creo 22.3 には以下のバグ修正が含まれます。

  • インポートが停止する問題 – OpticsBuilderがインポートしているときに赤い「×」を表示して停止する問題を修正しました。ユーザはCreoを再起動してからOpticsBuilderでインポートする必要があります。 

  • シミュレーション結果が更新されない問題 – 一部のユーザで、環状のメカ部品に変更を加えてシミュレーションを実行しても、その変更を正確に反映した結果が更新されない問題がありました。シミュレーションツールは更新され、正しい結果を表示するようになりました。 

  • シュミットカセグレンサンプルに関する問題 – シュミットカセグレンサンプルファイルはOpticsBuilderから ZBD ファイルでエクスポートしたときに材質が変更される問題がありました。 このサンプルファイルをOpticsBuilder にインポートする際にもランダムでクラッシュする問題もありましたが、修正されました。 

  • 光学マネージャとリボンが使用できなかった問題 – ユーザが挿入された光学アセンブリを削除すると、光学マネージャが消え、上部のリボン メニューがグレーアウトしていました。光学アセンブリを削除する場合、光学マネージャが残り、光学部品のみが削除されるようにしました。また、上部のリボンメニューもアクティブであることを確認しました。 

  • OpticsBuilderライセンスがアクティブでない場合のCreoの停止 - OpticsBuilderをインストールしてOpticsBuilderライセンスがアクティブでない場合、>OpticsBuilderについて] (About OpticsBuilder) をクリックするとCreoが停止する問題が修正されました。 

  • レポート作成ウインドウ - レポート作成ウインドウを開くと、バックグラウンドに隠れていました。レポート作成ウインドウはフォアグラウンドで開かれるように修正しました。 

  • OpticsBuilderのアップデート – ユーザが アップデートをチェック] (Check for Update) をクリックすると、エラーメッセージが表示される問題がありましたが修正されました。 

 

3 お知らせ

Zemax OpticStudio 22.3 は、従来のZemax OpticStudio ライセンスにとって最後から2番目のメジャーリリースになります。

2023 年 1 月のZemax OpticStudio 23.1 は、新機能とバグの修正を含む最後のメジャーリリースになります。その後、2023 年末まで、Zemax OpticStudio のサービスパック形式のリリースで、バグの修正のみがリリースされます。

引き続き最新機能をご利用いただくためには、Ansys Zemax OpticStudio へのライセンスの移行をご検討ください。詳しくは、sales@zemax.com までお問い合わせください。