2023 R1.02 リリースノート
2023年 3月 22日
1. ツール、機能および利便性
1.1 ユーザーによるガラスタイプの作成
ユーザーが新規に作成したガラスタイプ をOpticsBuilderで認識
OpticsBuilderは、既存のガラスカタログにユーザーが新しいガラスタイプを追加していることを認識できるようになりました。新たなロジックにより、新しいガラスタイプが.ZBDファイルのガラスカタログに保存されます。別のコンピュータを使用する場合も、追加されたガラスタイプが保存された.ZBDの読み込み中に復元されます。
新しいガラスタイプはOpticsBuilderのOpticsManagerにある、「光学特性の編集」とCreoモデルツリー内の部品にある「材料データ編集」に反映されます。標準ガラスからカスタム ガラスに材料が変更された場合、または新しいガラス タイプが導入された場合、ZBD ファイルの更新ツールはポップアップで通知します。
1.2 Creo 8 のサポート
OpticsBuilderによるCreo8のサポート
OpticsBuilder は、PTC Creo Parametric 8 で完全にサポートされるようになりました。ユーザーは、Creo 4、5、6、7に搭載されているOpticsBuilderと同じ機能を使用できます。なお、Ansys 2023 R2 が Creo 4 の最終リリースになるため、ご注意ください。
1.3 折り返しミラーツール – 新機能
コンポーネントとディテクタの間に折り返しミラーの設置
折り返しミラーツールがアップデートされて、コンポーネントとディテクタの間に折り返しミラーを設置できるようになりました。
2. Ansys License の改善
- OpticsBuilder に、Ansys License Client 設定へのショートカットが追加されました。このオプションは、Windows スタート メニューの OpticsBuilder ドロップダウン メニューにあります。
- Zemax License Managerは「Ansys License Utility」に名称を変更しました。
3. バグ修正
Ansys OpticsBuilder 2023 R1.02 には以下のバグ修正が含まれます
- ZBD ファイルのインポート - "Equation-driven" オプションが有効な場合、サンプルシステム "Schmidt-Cassegrain End Design.zbd" が OpticsBuilder に正しくインポートされない問題が修正されました。
- ZBDファイルのエクスポート - メカ部品のフィーチャーが抑制されている場合、OpticsBuilderユーザーはシステムをエクスポートできず、「出力ファイルを保存できません」というメッセージが表示される問題が修正されました。