2021 年 6 月 29 日
1 バグ修正
OpticsBuilder for SOLIDWORKS 21.2.1には、以下のバグ修正が含まれています。
- [.ZBD ファイルをエクスポート] (Export .ZBD File) - .ZBD ファイルをエクスポート ツールの複数のバグが修正されました。これには、CADパート : Solidworks オブジェクトの選択に影響し、失敗してエラーメッセージが表示されるバグがあります。また、STEP ファイルがアセンブリに挿入されていると、.ZBDファイルのエクスポート ツールが失敗するというバグも含まれています。最後に、.ZBDファイルをエクスポートした後に、追加の機械部品面に正しくない散乱プロファイルが配置されるというバグがありました。
- [.ZBD ファイルを更新] (Update .ZBD file) - .ZBDファイルの更新ツールに影響する複数のバグが修正されました。これには、元の.ZBDファイルに属する CAD パート : SolidWorksオブジェクトが、.ZBDファイルを更新した後もアクティブスペースに残るバグが含まれます。また、元の光学アセンブリを回転させた後、ユーザーが .ZBDファイルを更新することを選択した場合、更新された光学アセンブリが変更されたアセンブリと見なされるバグも修正されました。.ZBD ファイルが更新された後に、結果ウィンドウに最初のアセンブリの情報が残っていることが表示されるバグが修正されました。最後に、光学アセンブリが光学部品とオプトメカ部品両方を含む .ZBD ファイルで更新されるバグが修正されました。この更新されたアセンブリは光線追跡せず、代わりにエラーメッセージを返していました。
- クラッシュ - Solidworksでクラッシュを起こしていた2つのバグが修正されました。1つ目のバグは、[Q-タイプ非球面] (Q-type asphere) を含むファイルをインポートするときに発生しました。2つ目のバグは、ユーザーが光学サブアセンブリを含む既存のアセンブリに機械部品を挿入したときに発生しました。ユーザーが Solidworks ツールを使用して光学素子と機械部品をフロートさせ、それらをメイトさせた後、それらを移動させようとすると、Solidworks はクラッシュしました。
- 光学サブアセンブリ - ユーザーが光学設計を含むサブアセンブリを開くと、[ZBD ファイルをインポート] (Import .ZBD file) ボタンがアクティブに表示され、左側のオプティクス マネージャが表示されませんでした。
- [断面図] (Section views) - ユーザーが Solidworks ツールを使用して断面図をオンにした場合、断面図を適用する前に光学サブアセンブリがグラフィックス領域で回転していると、光線が正しくクリップされませんでした。
- その他のバグ - このリリースでは、いくつかのバグが修正されました。1つ目のバグは、ユーザーが機械部品を修正して保存して、さらに保存したファイルを再度開くと、シミュレーション結果が正しくないというものです。また、オプトメカ部品の材質が空白に設定されている場合、オプティクス マネージャの機械部品セクションに移動するバグも修正されました。また、[マウント エッジの追加] (Add Mounting Edge) ツールを使用すると、エッジが適用された後に [名前を付けて保存] (Save as) というSolidworksウィンドウが表示されませんでした。
OpticsBuilder for Creo 21.2.1には以下のバグ修正が含まれています。
- [.ZBD ファイルをエクスポート] (Export .ZBD File) - .ZBD ファイルをエクスポート ツールの複数のバグが修正されました。このバグには、.ZBD ファイルをエクスポートした後に、追加の機械部品面に正しくない散乱プロファイルが配置されるというバグがありました。また、Creo内で部品が抑制されていると、別のバグが原因でエクスポートプロセスが失敗しました。
- [.ZBD ファイルを更新] (Update .ZBD file) - .ZBD ファイルの更新ツールに影響する複数のバグが修正されました。これには、元の光学アセンブリを回転させた後、ユーザーが .ZBD ファイルを更新することを選択した場合、更新された光学アセンブリが変更されたアセンブリと見なされるバグも修正されました。.ZBD ファイルが更新された後に、結果ウィンドウに最初のアセンブリの情報が残っていることが表示されるバグが修正されました。最後に、.ZBDファイルの更新ツールを使用してシミュレーションを実行すると、光学系が修正されたとみなされる場合があるというバグが修正されました。
- クラッシュ – OpticsBuilder のライセンスが利用できない場合に、以前に保存したアセンブリから光学部品を開こうとすると、Creo がクラッシュする問題が修正されました。
- 光学特性 - OpticsBuilder の光学特性に影響する複数のバグが修正されました。ディテクタの光学特性を開くと、材料の特性が「空白」と分類されるべきところが空欄の表示になっていました。 また、レンズの特性を表示すると、レンズのタイプが変更された後に材料の特性が空欄になっていました。一部のブール オブジェクトで、光学特性ウィンドウが使用できないことがありました。[Q-タイプ非球面] (Q-type asphere) の properties.xml 内のコーニックの特性に含まれるパワーが正しくありませんでした。
- [折り返しミラー] (Fold mirror) - 折り返しミラーを適用した後のシミュレーション結果が正しくありませんでした。
- 精度 – Creo で [楕円体積] (Elliptical Volume) に表示されている形状が、OpticStudio 内の形状と一致していませんでした。
- ユーザーエクスペリエンス (UX) - OpticsBuilder の UX に影響する複数のバグが修正されました。ユーザーが結果ウィンドウ [ディテクタを表示] (Show Detectors) ボタンを複数回クリックすると、ディテクタ ビューアの複数のインスタンスが表示されます。[システム設定] (System settings) ウィンドウ内に 2 つのヘルプ ボタンがあり、そのうちの 1 つが無効になっていました。また、システム設定ウィンドウの中で、「.ZBD」 ではなく 「.ZVP」 というタイプミスがありました。光線フィルタ作成ウィンドウの説明が完全ではありませんでした。最後に、いくつかの機械部品が [計算領域] (Region of Interest) の [含まれる] (Included) セクションに自動的に追加されていませんでした。